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金照堂は1961(昭和)年に、現社長の両親が、有田町赤絵町に間借りの小さな問屋を開いたところから始まりました。2016年の有田焼創業400年事業を機に生み出されたのが「麟 -Lin-」シリーズです。「なにか有田焼でも海外で勝負できる焼き物ができないものか」という思いで、有田の職人たちと試作を幾度も重ねて作り出されました。金属を思わせる質感を持つ、これまでにない磁器は世界中から評価されます。
誕生以来、様々なジャンルを超えて進化を続ける麟-Lin。 代表的なシリーズとしては、上品な佇まいとメタリックな質感が魅力の「Lin Japan」や、ニューヨーカーに喜ばれる商品を目指して開発された、少し大きめのサイズが特徴の「Lin NY」などがあります。さらに、ニューヨークのインテリアデザイナーからのリクエストに応えて開発された「Lin Tile」シリーズは、日常の空間に輝きを与えてくれます。さらにコロナ禍においては、光触媒メカニズムを使用した抗菌酸化チタンのコーティングを特徴とする「Lin NY+」を開発しました。
Lin の美しさは、モダンなデザインと伝統的な職人技から生み出されるものです。独特の金属感や質感、幻想的な色の変化は、400年にわたって受け継がれてきた有田焼の職人技を用いて試行錯誤を繰り返した結果です。古伊万里、柿右衛門、鍋島といった伝統的な有田焼がなければ、麟-Linは生まれなかったかもしれません。
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